第17回 日本ハンドセラピィ学会 学術集会
熊本整形外科病院(熊本県熊本市)   作業療法士  木浦 扇
    第17回日本ハンドセラピィ学会が、4月23日下関にて、テーマを[筋再教育]とし開催されました。テーマが筋再教育ということで、日々の臨床の中で直面する、問題解決の糸口になるのではと期待を持ち参加しました。
  学会では一般演題6題に、筑波大学大学院の落合教授による特別講演、その後シンポジウム、筋再教育の実際と題し5題のセッションがあり、非常に盛り沢山の内容となっていました。一般演題では、きめ細かなセラピィの実際とその効果に対する検討が報告なされ、臨床における着目点等、奥深さを感じるものとなりました。特別講演では、知識的な物のみならず、セラピストの重要性について述べられていました。最後に、5題のセッションがあり、積極的な意見交換が行われ、より濃密なものとなっていました。
  今回の学会では、自分の知識が至らず、多々分からない点もあり、自らの知識不足を痛感するものとなりました。しかし、課題が明確となるとともに、自分の足元を見る良い機会となりました。今後これらのことを踏まえ、臨床で活かしていきたいと思います。
  学会開催にあたり、講師の先生方、運営してくださった会員の方に深く御礼申し上げます。
 
札幌整形循環器病院(北海道札幌市)   作業療法士   片平 詠子
    小雪舞い散る北の果てから、春うららかな下関へ年に一度のお楽しみである、ハンドセラピィ学会へと旅立ちました。
  当日私は、非会員様の受付業務を担当しましたが、当初の見込みよりも多い皆様の来場で忙しいながらも、ハンドセラピィの発展をジワジワと感じ嬉しい悲鳴をあげていました。
  さて、学術集会本題ですが、落合 直之先生の特別講演では機能再建術を分かりやすくご講義いただき、またそれにつづく術後セラピィでは手の外科医とハンドセラピストの連携の重要性に言及され、先生のセラピストへのご理解に感激いたしました。
  演題、シンポジウムにおきましてもそういった、医師との信頼関係にもとづいたうえでの種種の疾患での早期からのセラピィの実践による発表が今学会では特徴的だったと思います。 また、質疑応答の場面でも老若(怒られるかな?)男女から活発に発言があり、ここでもまたハンドセラピィの発展を予感させ、今後の学会が楽しみになってきました。
  1年に1度ではありますが、日本全国のハンドセラピスト達の活躍に触れ、また懇親会で親睦を深めるにつれ、気持ちを新たに患者様と向かい合い、前進できるといいなあと感じております。
  学会開催につきご尽力いただいた学会長 渡邊 政男OTRと小郡第一病院リハビリテーション科の皆様に心より感謝いたします。
 
医療法人 白金会 白金整形外科病院(千葉県市原市)   作業療法士  長澤 紗斗子
    平成17年4月23日に海洋メッセ下関で開催された、日本ハンドセラピィ学会主催 第17回学術集会に参加させて頂きました。私にとって大坂で開催された学術集会に続き、二回目となる今回も刺激を受けた学術集会となりました。
  参加動機は、現状の自分に焦りを感じたからです。職場ではハンドセラピィ対象の患者様が数少ない状況ですが、関わらせて頂くたびに興味が深まっていく一方、自分の知識・経験・職場環境だけでは疑問だらけでした。その為、この状況に慣れてしまうことに不安を抱き、勉強する環境に変化をつけたいと思い参加させて頂きました。
  今回の学術集会では、一般演題から始まり、落合直之先生による特別講演、シンポジウムへと進められました。自分が臨床の場で悩んでいたことが、テーマに挙げられており、各先生方のお話に発見・共感・再確認できたことに喜びを感じました。それとともに疑問に思ったことを、未解決のままでいることすら忘れてしまっている現状に、焦りと共に新たな探究心が生まれました。
  また、今回は懇親会にも参加させて頂き、疑問点を演者の先生に質問することが出来ました。素朴な疑問に対しても、快く受け答えて頂き、気付くと臨床現場の相談や、趣味の話などで盛り上がり、充実した時間を過ごすことが出来ました。
  生まれて初めて訪れた下関という土地で、様々な発見ができたことや、著名な先生、全国各地から集まった先生方々から、貴重なご意見を頂くことができたことが、私にとって何よりも財産となりました。 最後に、演者の先生方々、学術集会の運営に携わった先生方々、参加された方々、本当にお疲れ様でした。