第18回 日本ハンドセラピィ学会 学術集会
仙塩総合病院(宮城県多賀城市)   作業療法士  高橋 美幸
    今回、初めて日本ハンドセラピィ学会主催の学術集会に参加させていただき、全国レベルのハンドセラピストの研究発表を聴講することができました。
  私は、臨床4年目となりますが、自分の治療に今ひとつ自信が持てない、日々の業務が忙しいということを理由(?)にあまり深くまで追求して取り組んでいなという思いが心の片隅にありました。今回、学生時代の臨床実習をきっかけとしてハンドセラピィに興味があったことに加えて、自分に刺激を与える意味で参加させていただきました。
  参加してみての率直な感想は、どの分野にも共通することですが、「まだまだ勉強することは山ほどある」ということでした。今回、特に生理や解剖学的な面からの研究発表と質疑応答には、ただただ話の流れについていくのが精一杯という感じでした。しかし、どの発表者も質問した方々も熱心であり、追及するものが多い分、それに比例してやりがいのある分野であることを再確認することが出来ました。特別講演では弘前大学医学部医学科 整形外科学 の藤 教授 からDASHと、手の基本的な機能解剖の講演をしていただきました。私も含めフロアーの年齢層も、セラピストとしてはまだ卵の方も多数見受けられ、とてもためになる講演であったと思います。また今回、懇親会にも出席でき、日常の治療の悩みや疑問を著名な方々に質問出来たこともとても大きな収穫、経験となりました。
  開催にあたり関わった先生方に心より感謝致します。参加して本当に良かったと感じています。今後もこれを糧に日々精進していきたいです。
 
磐田市立総合病院(静岡県磐田市)   作業療法士   高橋 美紀
    平成 18 年 4 月 22 日、浜松市にて第 18 回日本ハンドセラピィ学会学術集会が開催されました。私の職場は、周囲に企業や工場が並び、労災での事故や交通事故等における外傷・骨折の患者様の治療をさせていただく機会が多い環境です。そのため、日頃悩みながら慌しい業務を行う中で、効率良く正確で訓練に活かすことのできる ADL 評価はどのようなものが適切か?と疑問を抱いていました。今回の学会のテーマは、「ハンドセラピィにおける ADL 評価」ということで諸先生方に少しでもヒントをお教えいただこうと思い、参加させていただきました。
  当日は、プログラム内容の濃さやレベルの高さに圧倒されました。一般演題では臨床での諸先生方の研究・検討のご報告を自分自身の患者様と照らし合わせて聞くことで、反省点・改善点を考える機会となりました。また、これからの治療で直接的に関わる技術的な面のご報告もあり、参考になるものばかりでした。
  特別講演では、弘前大学医学部医学科教授(整形外科学)である藤 哲先生から「ハンドセラピィにおける ADL 評価・ DASH を中心に」というテーマでご講演がありました。詳細なご説明と図やイラストが多いスライドで知識・技術ともに未熟な私でも分かりやすく、自己記入式質問票による能力低下を中心とした ADL 評価法を学ばせていただきました。特別講演を踏まえたシンポジウムでは、 DASH や AMPS の評価法の利点・改良点などの特徴を演者の先生方の臨床での症例を通して、改めて確認させていただきました。
  今回初めて参加させていただきましたが、有意義で充実した一日となりました。演者の先生方、企画・運営に携わってくださった先生方、本当にありがとうございました。
 
山形大学医学部附属病院 (山形県山形市)   作業療法士  村川 美幸
    アクトシティー浜松コングレスセンターにて、第 18 回日本ハンドセラピィ学会学術集会が開催されました。浜松の地理的知識もなく訪れた田舎者としては、近代的な駅前周辺と建物、会場への交通の利便性の良さに驚きました。
  私は、同時開催の日本手の外科学会から参加していましたが、ハンドセラピィ学術集会も参加者が非常に多く、会場は熱気で暑ささえ感じました。今回のテーマは「ハンドセラピィにおける ADL 評価」ということで、誰もが臨床で考えていることであるため、自分の捉え方を再度見直す意味でも、大変勉強になりました。特別講演の藤先生の内容も DASH の開発の経緯から使用方法、妥当性の検討の結果まで理解しやすく話していただきました。また、一般演題も、臨床ですぐに使えそうな訓練方法や考え方ができるものが多く、大変興味がありました。今回参加して、自分の考えの浅さに気づき、これからの臨床を続ける上で発破をかけられたところがあったことは、自分にとってプラスになったことだと思います。
  帰りには、うなぎパイを含んだたくさんの手荷物と、とても多くの知識や課題をお土産に山形に帰ってきました。来年は、山形での開催となります。浜松と違い決して都会ではありませんが、山形らしさを前面に出し、皆さんにアピールできるような素敵な学術集会にしたいと思います。どうぞ、皆さん参加してください。きっと、様々な意味でたくさんのお土産ができると思います。お待ちしています。最後に学術集会の開催にあたり、講師の先生方、ならびに運営してくださった会員の先生方に厚く御礼申し上げます。