基礎研修会「入門セミナーin福岡」2012
総合病院回生病院(香川) 作業療法科 廣瀬正敏
    今回、平成24年度基礎研修会「入門コース」in福岡に参加させて頂きました。参加した理由として、私は作業療法士となって4年目となりますが、日々の臨床で解剖学的知識の乏しさを痛感し、一から学びたいと思い参加させて頂きました。講義内容としては、2日間に渡り、「ハンドセラピィ概論と基礎用語」、「手関節・手の機能解剖概説」、「肘前腕の機能解剖概説」、「骨折概論」、「拘縮概論」、「腱損傷概論」、「末梢神経損傷概論」、「炎症性疾患概論」と、全8分野、広範囲に網羅しており、各分野、講義1時間30分は講義時間として短く無く、長く無くとても集中して講義を受講できました。また、講師の先生方も丁寧かつ熱心に、時折、冗談も言いつつ講義して頂きとても理解しやすかったです。何より各々の先生方がハンドセラピィ領域でも専門性を持たれて日々の臨床に取り組んでいることに深く感銘し、私自身も先生方のように専門性を持ったセラピストを目指したいと思いました。今年度から私自身の専門領域を上肢整形外科疾患と考え日々臨床に励んでいます。しかし、専門性の確立で行き詰まることが多く、逸早く臨床でハンドセラピィ領域を専門とされている先生方の講義を受けることで、私の臨床での専門性確立の手がかりに繋がったと実感しております。それらの点を踏まえても、今回の研修会が私にとって充実したものであったと思います。講義して頂いた先生方や運営スタッフの先生方、また講義場所を提供して頂いた学校関係者様にこの場を借りて深くお礼申し上げます。ありがとうございました。  
飯塚病院(福岡県) 作業療法士 栗原将太
   私の病院は、急性期の総合病院であり主に脳血管障害を担当しているため、整形分野も月に1〜2症例と、臨床においてあまり接する機会も少ない状態です。正直に知識や経験もなく参加してもよいのかと迷いました。しかし、更なる知識の習得に加え、他院における整形分野でのアプローチについて興味があり、今回の研修会への参加を決めました。
 まずハンドセラピィ概論では、歴史や目的に関して学びました。この講義を通し、今後患者を担当する上で、必要な情報収集や、知識、目標を明確にすることが必要であると考えました。私が一番関心を持ったのが、機能解剖についてです。研修会では、関節や靭帯、運動方向について詳しい説明がありました。現在、臨床場面において関節可動域訓練、筋力増強訓練を行っています。普段から、関節の動かし方についてはアライメント、運動方向に気を付けて行っていましたが、今後の臨床場面につながる私自身の介入方法をもう一度考え直すことができました。また、腱損傷における修復腱の治療メカニズムや、セラピィの進め方については難しい印象を持ったため、私自身今後もしっかりと知識を深めていく必要があると感じました。
 他にも、研修後の懇親会において、他病院での活動や患者さんの今後の介入方法などについてお話しする機会がありました。詳しいアドバイスまでいただき、自身にとっては大変楽しく有意義な時間であったと思います。
 今回の研修会で学んだことを基に、今後もハンドセラピィの目的である「Useful hand」を念頭におき、自身の知識・技術の向上に努めてゆきたいと思います。
 最後に今回、入門セミナーを開催してくださったスタッフの皆様、講師の方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 
 
 
埼玉県指扇病院(埼玉県) 作業療法士 鈴木桂子
   今回、私はH24.6.30~7.1に福岡で行われた「基礎研修会入門セミナー」に参加させて頂きました。今回受講しようと思い立ったのは、約半年前に急性期病棟に移動し整形外科の患者様を担当する機会が増えたことが一番の理由です。日々の診療の中で、改めてハンドセラピィに対する自分自身の知識のなさや、評価の曖昧さを実感し、「このままじゃいけない!」と強い焦りを感じていました。しかし経験した症例数もまだまだ少なく、正直、受講すること自体にも「ついていけるだろうか・・」という不安や心配がありました。
 そして緊張したまま当日を迎えました。講座では基礎的な機能解剖から骨折・拘縮などの概論を、丁寧にわかりやすく教えて頂きました。実際の臨床での様子もおりまぜながら、具体的な場面を想像しやすい形式で、時に笑いを交えながらお話をして頂きました。講義で使用する詳細なテキストと、多くのスライドで伝えて頂く情報量の多さに頭が一杯になることも度々ありました。今回の宿題は、帰ってからの日々の中で引き続き学んでいきたいと思います。
 また、一日目の講義の後に懇親会に参加させて頂き、賑やかな雰囲気の中で諸先生方のハンドセラピーへの熱い想いを聞くことができました。そして一緒に受講した方々と共に、毎日の悩みや不安、お互いの状況について意見交換を行いました。それにより「悩んでいるのは自分だけではない」と安心したと同時に、もっと成長し、患者様のために正確な評価と治療ができるセラピストになりたいという思いを改めて強く持つことができました。
 今回、お忙しい日々のなか、多くの時間を割いて準備・御講義いただきました諸先生方、ならびに運営スタッフの先生方、どうもありがとうございました。